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【2022年版】障害者施設の種類と特徴について徹底解説!



障害者施設とは、障がいを持った方が自立した生活を送ることができるように、介護や支援、指導、訓練などの障害福祉サービスを提供する施設で、「障害者総合支援法」の目的である障がいがあったとしても尊厳ある生活を送ることができる社会を実現するために、様々なサービスが定められ、サービス提供・運営を行っています。


ここでは、障がいのある方に対して、入浴や排泄、食事などの介助や生活相談などの支援を行っている障害者施設にはどんな種類があり、どんな人が働いてるのかなどをまとめてみました。

 

障害者施設の種類


それでは障害者施設にはどのような種類があるのか見ていきましょう。


訪問系サービス

訪問系サービスの概要


在宅で生活している利用者の自宅を訪問して介護等を提供


訪問系サービスの種類


①居宅介護

入浴、排泄、食事、掃除、洗濯などの介助


②重度訪問介護

重度の障害者、障害児に対する支援


③行動援護

外出時の行動の際の危険回避


④同行支援

視覚障碍者のための外出支援


⑤重度障害者等包括支援

意思疎通を図ることが難しく、行動が著しく困難な障害者に対して、居宅介護等の複数のサービスを包括的に行う包括的に行う


日中活動系サービス

日中活動系サービスの概要


在宅で生活し、施設へ通所、または短期の宿泊をした利用者に介護等を提供。


日中活動系サービスの種類


①生活介護

入浴、排泄、食事の介護、創作的活動、または生産活動の提供


②短期入所

短期的に施設に入所した利用者に介護等を提供


施設・居住系サービス

施設・居住系サービスの概要


施設に入居する利用者に介護等を提供


施設・居住系サービス種類


①施設入所支援

施設入所している利用者に対して、入浴、排泄、食事の介護を提供、生活等関する相談・助言のほか、必要な日常生活上の支援を行う


②共同生活援助

グループホームにおいて、入浴、排泄、食事の介護を提供、その他日常生活上必要な援助を行う


③自立生活援助

一人暮らしを希望する障害者に対して、地域で生活していくための理解力や生活能力を補う

訓練系・就労系サービス

訓練系・就労系サービスの概要


在宅で生活し、施設に通所した利用者に就労の機会、就労のための訓練、指導などを提供


訓練系・就労系サービスの種類


①自立訓練

機能訓練(身体的リハビリテーション)や生活訓練(生活能力の維持・向上)を行う


②就労移行支援

就労を希望する65歳未満の障害者に就労に必要な知識や能力の向上のための訓練を行う


③就労継続A型

18歳から65歳未満の一般就労が難しい障害者の方と雇用契約を結び、仕事を通じて一般就労へ向けての訓練や助言を行う


④就労継続B型

年齢は関係なく、長時間の就労が困難で、雇用契約が結べない障害者の方に、仕事を通じて就労に向けた訓練や助言を行う


⑤就労定着支援

就職後に生じた課題に対して、障害者と会社を仲立ちし、相談や助言、必要な支援を行う


障害児通所系サービス

障害児通所系サービスの概要


在宅で生活する障害児に自宅の訪問や施設の通所により、介護等を提供


障害児通所系サービスの種類


①児童発達支援


未就学の障害児に対して、日常生活動作指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練を行う


②医療型児童発達支援


肢体不自由の未就学の障害児に対して、児童発達支援や治療を行う


③放課後等デイサービス


就学中の障害児に対して、放課後や夏休みなどの休暇中に生活向上のための訓練等を行う


④居宅介護型児童発達支援


重度の障がいで、児童発達支援や放課後等デイサービスなどのサービスが受けられない障害児に対して、居宅を訪問し、発達支援を行う


⑤保育所等訪問支援


障害児が集団生活をしている施設を訪問し、集団生活適応のための支援を行う


障害児入所系サービス

障害児入所系サービスの概要


施設に入所している障害児に対して、介護や医療等を提供


障害児入所系サービス種類


①福祉型障害児入所施設


障害児の保護と自立に向け日常生活に必要な知識・技能の習得に向けた訓練、相談・助言を行う


②医療型障害児入所施設


入院による医療が必要な障害児に対して、疾病の治療や看護、医学的管理のもとにおける介護、能力に維持・向上に向けた訓練、日常生活上の相談や助言を行う

相談系サービス

相談系サービスの概要


利用者の障害福祉サービスの利用や継続のサポートを行う


相談系サービスの種類


①基本相談支援


障害福祉に関する様々な相談に応じ、相談内容に対して必要な情報提供や助言を行い、「地域相談支援」「計画相談支援」「障害児相談支援」へつなぐ起点となる


②地域相談支援


障害者が地域で自立して生活するための相談支援。「地域移行相談支援」と「地域定着相談支援」の二種類あります。


地域移行相談支援

施設や病院等を出て、自立した地域生活を目指す人を支援


地域定着相談支援

既に自立した地域生活を送る人が、施設や病院に、再入所・再入院することなく地域で暮らし続けるための支援を行う


③計画相談支援


障害福祉サービスの利用にまつわる相談支援。「サービス利用支援」と「継続サービス利用支援」の二種類あります。


サービス利用支援

利用者一人一人にに応じた障害福祉サービスの利用までの支援をし、サービスの利用申請に必要な「サービス等利用計画案」の作成や、サービスを提供する事業者との連絡調整を行う


継続サービス利用支援

既に提供されているサービスを見直す支援で、一定期間ごとに行われる「サービス等利用計画」を見直すモニタリングの結果をもとに、必要に応じて、関係機関を集めた会議の実施、サービス利用の更新、サービス等利用計画の見直しに関する調整を行う


④障害児相談支援


児童発達支援、放課後等デイサービス等の障害児通所支援を利用する際の相談支援。「障害児利用支援援助」と「継続障害児利用支援援助」の二種類があります。


障害児利用支援援助

利用者一人一人に応じた障害児通所支援の利用までの支援をし、サービスの利用申請に必要な「障害児利用支援計画案」を作成し、サービス利用が決定した際には決定内容に基づき「障害児利用支援計画」さ作成し、サービスを提供する事業者との連絡調整を行う


継続障害児利用支援援助

利用を開始した障害児通所支援を見直す支援で、一定期間ごとに「障害児利用支援計画」を見直すモニタリングを行い、必要に応じて計画の変更申請などを行う


 


障害者施設の職種


障害者施設には多様なサービス種別があるので、それに合わせていろいろな職種の人が働いています。ここでは障害者施設で働く職種を簡単に紹介します。


●医師

●看護職員(看護師、准看護師)

●リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)

●栄養士(管理栄養士・栄養士)

●サービス管理責任者

●生活支援員・訓練指導員・介護職員

●事務員


このように様々な職種の人たちが働いています。

サービスによって人員配置基準が設定されており、経験・資格がないと就職できない施設もありますが、経験・資格不問の求人を募集している施設もあります。

障害者福祉に興味のある方はそういった施設探してみるのもいいかもしれません。

 

まとめ


このように、障害福祉サービスの枠組みの中には、様々な施設・事業所があり、様々な職種の方が働いています。

障害福祉の仕事は、障がいがあって困っている方の生活の支援や、できることを伸ばし、できないことをサポートするなど、障がいがある方と関わることで感じることのできるやりがいがあります。

仕事をするにあたって、大変なこともあったりと、根気を求められる場面もありますが、障がいを持っている方が介護を通して自立に向けて頑張っている姿や、少しずつでも成長していく子供たちを見ると喜びを感じることができます。

興味を持った方は、この機会に求人情報を探してみてはいかがでしょうか?



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